タンザニアで学校の先生してる人のブログ

アフリカのタンザニアで物理と数学を教えています。南スーダン難民支援とウガンダ現地NGOと事業協力してるNGOで理事やってます。

タンザニアで得た教訓

habari ja ulyanba??

溝口です。

 

こんな企画に乗ってみました。

adventar.org

 世界に散らばる青年海外協力隊員たちが毎日ブログを更新していくってやつです。

割とアフリカ多い、タンザニアなんて4人もいます(笑)

テーマ何にしようか迷ったんですが、今回は

タンザニアで得た教訓」

でいきます!

 

目次

 

🚽トイレ流せない問題🚽

うちのトイレは洋式です。

今年2月、任地マサシに始めて到着し2年間住むおうちのトイレに用を足したとき、それは日本で使ってた洋式と同じだと安心しきっていました。

甘かった。

取っ手をひねっても水がでない。

任地生活初日で目の前が真っ暗になりました。そもそも我が家には水が通ってませんでした。けどそれじゃう〇こ流せないじゃん!!!

慌ててググった「水を大量に流しこめば、流れる」という情報を信じて便器に水を注ぎますが、ただただ水位が上がっていくだけ。

「これ、溢れたら泣く」

本気でそう思いました。

 

とにかくひたすらググって、こんなものを見つけました。

jiburi.com

青年海外協力隊 トイレ 流れない」という超ニッチなワードでヒットした、元隊員の宮崎さんの記事が、私を救ってくれました。

 

バケツを受け取り、トイレに運ぶ。

今度はおよそ6リットルの水。

もう容赦しない。

圧倒的な戦力でうんこを打ち負かす。

一気に水をトイレに流し込む。

水かさが増してくる。

増してくる、増してくる。

まだ粘るか、うんこ野郎!

しかし次の瞬間、水かさが急降下し始めた。

すでに決着はついたようだ。

トイレの中には、平和が戻っていた。

ほんと、まさにこんな感じ。

大量の水を勢いよく流し込み、タンザニア生活最初の試練を乗り越えることができました。

 

教訓1

覚悟を決めてう〇こ流そう。

 

MARVELの映画にハマりすぎて…

MARVELの映画、6月ザンビアで会った友達に勧められてすっかりハマってしまいました。各キャラのセリフもいくつか覚えました。好きなキャップのセリフはwinter soldierの「I'm willing to bet I'm not.」です。かっけー

タンザニアに戻って、どうしてもMARVELの面白さを誰かに共有したくて、仲のいい同僚に見せてみました。

 

同僚はドハマりしました。

彼は勤務時間中にも関わらず職員室でずっと映画を見るようになりました。

私も大好きなので、なかなか仕事に集中できません。

協力隊としてやってはいけないことをしたような気がします。(笑)

 

教訓2

MARVEL映画は面白過ぎるから人に勧めるときは注意しよう。

 

おまけ

先ほど、3月公開のMARVEL映画、CAPTAIN MARVELのセカンドトレイラーがyoutubeにアップされました~!!

youtu.be

楽しみだなー早く見たいなー

おわり

今年の全授業終わって思うこと

Umeshindaje?
溝口です。

 

今年の授業全部終わりました👏👏

ほとんどシラバスの内容を終わらせたので、一安心。


今は期末テスト期間、皆勉強に励む期間です。

ただしマンゴーが生る期間でもあります。

マンゴーは彼女らにとって大事なおやつです。

たとえ試験中だろうと、マンゴーの落ちる音には敏感に反応し、ニヤリとします。

 

12月7日からは年始まで長期休みです。
今年の3月~11月の間、タンザニアで教えて考えたことのうち、いくつかを書いていきます。

 

授業疲れた(笑)

「ちょっと疲れた」

3月~11月の間、タンザニアで物理を教えた感想です。

 

慣れない言語を使ってるからか、授業が1コマ80分と少し長めだからか、とにかく準備に時間がかかります。

そして物理の場合どうしても長い説明が必要で、数学より授業の準備がめんどくさいです。

多くを説明する必要がある教科では、生徒が考えられる細かい部分でどれだけ工夫するかが重要だと思ってます。ただ、その工夫を毎日し続けるのは難しい。

 

そういう言い訳もあって、準備/工夫不足で情けない授業をすることも多々ありました。
それでも頑張って勉強してくれる生徒たちには感謝しかないです。

 

物理っていらなくね?という本音

タンザニアの生徒は約9科目を勉強します。
英語 スワヒリ語 地理 公民 歴史 数学 生物 化学 物理
その中でもおそらく、物理(と数学)は最も難しい教科だと信じられています。少なくともうちの生徒はそう。

正直、物理なんて趣味でしかない。物理を通して学べることは、それ以外の教科でも学べると思ってます。
理解できない、つまらないなら勉強しなくてよいはず。
それなのにその勉強に多くの時間を費やしてしまうのは、もったいないなと思ってしまう。

(恐らくこういう考え方する人は学校の教師に向いてない笑)

 

-1-2が分からない生徒にできること

おそらくうちの学校の生徒は、タンザニア内で比べると優秀な方です。

それでもうちの1年生の約3分の1以上が、-1-2の計算でミスります。
となると当然、数学のテストはFail(赤点)です。

 

授業分かんなくて、毎回テストでFailを取り、チャパ(体罰)され、彼女らは自分に対する自信をなくしてるんじゃないかと感じています。

なので来年は、彼女らに少しでも「私にも分かった...!できた!」と授業中に思ってもらえるようにしたいなー。

 

日本で教師にはならない

2年前は、将来は物理教師になりたいなと思ってたんですが...。

大学卒業後、学校の外の世界をほんの少し知れたおかげで、教師の仕事にあまり魅力を感じなくなりました。NPO始めて、協力隊でいろんなバックグラウンドを持った人と会えて、タンザニアで人生初の一人暮らしを始めて。

 

そしてタンザニアで授業して「教えるのって大変だなー」と感じて。

それに加えて部活動に校務分掌に行事運営にクラス担任の仕事、保護者対応までする日本の教師、俺にはきつい。

と思うようになりました。

これは俺にとって前向きな変化です。

 

来年の授業も頑張るぞー

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インスタ映えを意識した板書 ホントはもっと汚いよ)

6か月振り!

Habari za siku nyingi??(久しぶり!)

 

溝口は元気でやっています。

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タンザニアはご飯美味しいし、周りの人はだいたいいい奴だし、特にストレスなく生活しています。

 

 

原のツイート見て

「そういえば俺ブログやってたな」

と思い出しました。(忘れてた)

 近況

最後にブログ書いたのは5月26日、気がついたら約6か月が経ってました。

この間は物理&数学の授業以外に、ザンビア旅行、青年海外協力隊タンザニアの総会に参加、同僚と体罰減らす趣旨の動画作成したり、任地に日本の大学生呼んで生徒と交流してもらったり、新隊員が任地近くに赴任(嬉しい!)などいろいろありました。

 

理事やってるNPO法人コンフロントワールドは、ウガンダにて「パートナー推進事業」を始め、今月は2回報告会を行いました。(CWスタッフ本当にありがとう!)

 

 

あと、友人の影響でMARVELの映画にハマり、タンザニアでは全然通じないけどイケてる英語もいくつか覚えました。スパイダーマンをまねて授業中にthat's awesome!!と言いまくっております。

 最近思うこと①

今の協力隊の活動に対する今の正直な気持ちは

え、あと一年ちょいで帰国?

です。

 

2020年1月にはもう帰国です。青年海外協力隊の先輩、OVからよく聞いた「2年なんてあっという間」は本当でした。(まだ一年あるけど)

ただ、新卒で初めての海外生活、何もかもが新しい環境なので、もっとゆっくり時間が過ぎるかと思ってました。慣れって恐ろしい。

年齢ももうすぐ24歳です。大学卒業してからもうすぐ二年…!

 最近思うこと②

話が変わりますが、俺は新卒で働いてる日本人の中では割と楽しく生活してる方なのかなと最近思います。一度はなりたかった学校の先生になれて、好きな物理を教えて、優しく陽気な人たちに囲まれて生活できてます。 

 

日本で生活・仕事して疲れた人は一度アフリカに来るといいかも!

 

こんな感じで少しずつ更新していければいいな

basi(終わり)

タンザニアで日本紹介してきた

Mambo yakoje?

溝口です。

 

派遣先の学校で日本紹介してきました。見たことないもの見てワクワクしてほしいなと思って。

 

使ったのはgoogle earth proと、power pointとネットで拾った日本の写真たち。

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 (google earth proかなり便利。ツアー動画簡単に作れます。)

 

下手に喋るよりも、動画や写真の方が情報量多くて伝わりやすいです。

 

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寿司🍣について紹介しました。タンザニア人からすると、生で魚を食べるなどありえん!らしい。笑

 

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ひらがな、カタカナ、漢字についても紹介しました。うちの生徒はとにかく日本語勉強したがります。完全にモチベーションは物理≪日本語。笑

 

これからもプロジェクター使ってどんどん生徒に色んなもの見せたいと思います。

今考えてるのは、mitakaというアプリケーションを使って宇宙の広さ感じてもらうこと。

4D2U Project Website

 

原爆展や日本の学校とのスカイプ交流の話も上がってるので、とにかく生徒に沢山ものを見てもらえるように頑張ります。

 

Basi

スワヒリ語で良い授業できたー

Habari zenu? 

溝口です。

 

ここ一ヶ月間、Form1,Form3,Form5の物理の授業(週40分×13コマ)とその準備に追われていて、授業の質もなかなか改善できず苦戦していました。

 特にForm3...彼女らには結構な迷惑をかけています(ごめん)。

 

ですが、今日は上手くいきました!!

 

今までと違い今日はスワヒリ語メインで解説できたのが良かった。スワヒリ語メインで授業するデメリットは授業準備にかかる時間が更に増えることですが、それで生徒が理解できるんだからこれからもやるしかない!(笑)

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 (毎授業事前にノートを書いて、数枚コピーして生徒に配ってます。スワヒリ語訳も書き始めました。)

何より良かったのは、今までやる気ゼロに近かった子が積極的に授業参加してくれたこと。マジで嬉しい。

 

授業中、私の稚拙なスワヒリ語は生徒にウケます。ウケた後に正しいスワヒリ語を教えてくれるので彼女らにとっても良いアイスブレイクにもなる。

笑われるのは嫌!みたいな無駄なプライド捨てると、言語不自由であることの良さに気づけます。一方通行より、生徒と先生が教え合える方がたぶん良いです。

 

5月もあと半分、もっといい授業できるように頑張ろー

 

タンザニアの学校で卒業式(後編)

こんにちは、溝口です。

前々回に書いた

タンザニアの学校で卒業式(前編) - タンザニアで学校の先生してる人のブログ

の続きです。日本との違いをたっぷり味わってきました。

 

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教員やお偉いさん方の席。マサシ県知事や警察の方など、十数名の来賓の方々が来ていました。

私もこっち側に座りました。

 

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私の席から撮った写真。

生徒たちが教員と来賓の方々の正面に座ります。

日本の卒業式は生徒が主役である感が強いですが、タンザニアの場合来賓や教員といった目上の方々の存在感も強いです。

 

今回卒業する最高学年の生徒の入場行進が始まります。

もちろん(?)踊りながら入場します。

 

 

タンザニアはとにかく歌と踊り!ということを改めて実感しました。

 

さて、ファッションショーのようなものが始まります。

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なぜかは分かりません。

 

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ムスリムの服装。綺麗。

 

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※卒業式です。

 

他にも、超軟体人間のパフォーマンスや校長先生へのプレゼント🎁、学校への寄付集めやケーキ試食会など、日本の卒業式では見られない光景を見ることができました。

 

もちろん、卒業証書の受け取りなども行われました。

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動画や写真から伝わる通り、タンザニアの卒業式はお楽しみ会のような雰囲気です。

日本のみたいなしんみりしたのも良いけど、タンザニアのこの全くよく分からない感じも好きだなぁ。

 

卒業式後も踊ります。(3時間踊ったらしい...)

このあとむちゃくちゃダンスした#卒業式 #国家試験がんばれ #青年海外協力隊 #jocv

 

卒業したForm6の生徒は明日から国家試験!

いい結果聞けますように。

タンザニアでクリスチャンのお祈りに参加してきた

こんにちは、溝口です。

 

タンザニアの学校では、毎週金曜日に宗教の時間が設けられています。正午前ほどから、ムスリムはモスクへ、クリスチャンは指定の教室にてお祈りをします。

先日、教室に行ってクリスチャンのお祈りを見学させていただきました。

 

教室で20人ほどの生徒と一人のプリーストが、2時間に渡ってお祈りや聖書音読を行います。

基本、歌と踊りです。全てスワヒリ語なので意味は理解できなかったんですが、とにかく歌が上手いので聞いてて楽しい。

 

ちょうど残り時間30分程度となったとき、プリーストが「全員立ちなさい!」と言い、そこから儀式が始まります。

 

そして何人かの生徒が、何かに囚われたように唸り始めます。

 

えっ?

何が起きてるの?

 

一瞬混乱しましたが、元青年海外協力隊タンザニア隊員の方に聞いた「タンザニアの生徒は悪魔に取り憑かれるらしい」という話を思い出しました。

 

 

カウンターパート曰く、ある人は悪魔に取り憑かれ、ある人は天使に取り憑かれるそう。タンザニアでは普通のことらしいです。普通って何。

 

悪魔をプリーストがお祓いする儀式が始まりました。取り憑かれている生徒は、暴れて叫んでいます。周りの生徒が暴れる生徒を取り押さえお祓いに参加します。

 

「いやいや、そんなわけないじゃん 演技でしょ」

とこれを読んでる方思ってるはず。私もそう思ってたんですが. . . 

誤解を恐れずに言えば、個人的には演技をしているようには見えませんでした。 

 

昨年世界中で大ヒットしたサピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福にある「虚構」の強力さを見た気分になりました。

私は悪魔がいると信じていないのでこれまでもこれからも悪魔に取り憑かれることはないです。一方で、その物語を正真正銘信じる人にとっては、それによって「悪魔に取り憑かれた」という状態が現実になっています。

 

話が少し変わりますが、物理学では絶対座標系が存在しません。系によって物の見え方は違いますがそれぞれに優劣はありません。

それと同じように、人によって住んでる世界の見え方が違ってもそれぞれに優劣はないと考えられるし、おそらく彼女らにとっては悪魔がいる世界が現実なんだろうなと思いました。どうやって想像から現実になるのかむっちゃ気になります。

 

とにかく、私にとっては衝撃的なシーンでした。

 

もちろん元旦には神社に行っておみくじで一喜一憂するし、お腹痛いときトイレで「神様!!」って祈るし、そういった信仰は私達の日常に埋め込まれてるんだろうなとは思います。ですが、多くの日本人と同じで、普段私はそれほど宗教を意識せず生活しています。

 

なので今回の出来事はとても貴重な経験になりました。ネットサーフィンしてるだけじゃ想像しきれないことが沢山あります。頭いい人は想像できるかもだけど。